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2021.03.09社長コラム

数字の表現による感覚

株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。
新型コロナウイルス感染拡大の対策による緊急事態宣言延長により、3月5日時点で東京都では新規感染者数が300人前後になってきました。また、先に緊急事態宣言が解除された大阪府では100人前後といったところでしょうか。更に感染者が減るように皆が意識して、少しでも早く平穏な生活を過ごせるようになりたいものです。

この新型コロナウイルス感染関連の比較もそうですが、我が国において東京と大阪ではよく比べられます。
例えば、東京都と大阪府の面積については、いずれも2,000平方キロメートル前後でほぼ同じです。(47都道府県中で東京都が45位、大阪府が46位)
人口は東京都が約1,380万人(同1位)に対し大阪府は約880万人(同3位)で東京都は大阪府の約1.6倍です。そして、人口密度については、1平方キロメートルあたり東京都が6,300人(同1位)、大阪府が4,600人(同3位)です。コロナ禍以前である2019年度の税収については、東京都が5.5兆円で大阪府の1.3兆円に対して約4倍。GDPは、東京都が104兆円で大阪府の39兆円に対して約2.7倍になります。

このデータだけでは一概に東京と大阪の経済を表現しきれているとは思いませんが、このようにいろいろなことを数字により表現することで現状が見えてきて、今後に関しての計画をたてるなど役立てることが出来ます。

私は学生の頃より数字には関心を持っていました。計算をすれば答えが出るという謎解き的な感覚もあるのと同時に、ものごとを判断する根拠にもなります。また、他人との情報共有手段としても活用出来ることも魅力です。見せ方(表現方法)によっては、同じ数字でありながら大きな数字にも小さな数字にも錯覚することもあります。営業職時代の私は、いかに相手の方に魅力ある数字に感じてもらえるかということばかり考えていました。お客様に見積りを提出する場合でも、単価を強調するかトータル金額を強調するかによってお得感を感じてもらえることもありました。納品までの日数も、暦で表現するか実働で表現するかによって長くも短くも感じます。自分の目標数字をクリアする考え方もいろいろで、1,000万円達成するために「100円のものを10万個売るのか、1,000円のものを1万個売るのか、10,000円のものを1,000個売るのか」、同じ1,000万円でも自分のやり方で考えれば気が楽です。

今年の4月1日より店頭の値札や棚札、チラシ、カタログ、広告などにおける価格表記の税込価格の表示「総額表示」が義務化されます。これにより「1,000円+税」という価格表記が禁止となり、「1,100円」という税込での表示が義務付けられます。企業によっては税抜きの価格をそのまま据え置いて4月1日以後は税込価格として販売するという実質9%引きを実施するところもあります。税込価格表示が買う側からのイメージによって安くも高くも感じるということもありますが、このタイミングで9%引きをすることにより、「企業そのものの好感度」が高く感じられるということに大変興味があります。

今のこの状況の中、なかなか思い通りにならないと感じる人も多いと思います。月日ばかりが早く過ぎ去り、結果を出すことに苦しんで悩まれていることでしょう。前に進むためには何が最善か、自分が納得のいく具体的な施策を見つけるために、数字を工夫して活用することが出来れば、結果を出す近道になるのではないでしょうか。

1年は365日ですが12ヶ月でもあり52週でもあります。2021年も3月末で今年の24分の6が過ぎることになります。数字という現実は表現によって希望にも脅威にも感じます。現状の問題を数字の見方によって把握の仕方を変え、自分が前向きに進むことができる感覚に捉え直す、そんな工夫も必要かもしれません。もの(数字)は考えよう、ということですね。

投稿者

清水 貴義

代表取締役社長

清水 貴義

東京支店長、専務取締役を経て平成22年3月に代表取締役社長に就任。

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