COLUMN

  1. ホーム
  2. 販促支援コラム
  3. 人に社会に未来のために

2025.08.20社長コラム

人に社会に未来のために

株式会社東具 代表取締役社長の清水貴義です。
日頃より、東具に関わる皆様方には誠に感謝いたします。

今年は全国で猛暑が続き、熱中症に関する注意喚起も多く耳にします。 
間違いなく地球温暖化による影響が出ておりますので、各々が意識して対策を講じないといけません。 

この盛夏の中、東具創業者の久米幸会長が逝去されました。
厳しい時代を生き抜き常に活気のある方でしたが数年前よりガンを患い、享年75歳でした。75歳という年齢を考えると早すぎました。

還暦を機に現役を退かれ、趣味のゴルフと鮎釣り、そしてお庭の手入れなどをして過ごされ、いずれも一級品の腕前で、仕事も遊びも真面目に取組み、人に対する思いやりも人一倍強く、これから更に楽しんで人生を送っていただきたいと思っておりました。そして未熟な私たちへのアドバイスを受けることが出来なくなることも考えると残念でなりません。 
久米会長はご自身の病を知って早い段階で、我々を含めた社員や周囲の方々にも公表されていました。特に奥様と娘さんお孫さんのために、辛い思いをさせまいと治療に専念されるのと同時に、私たち東具社員のことをたいへん気にかけてくださいました。 
ご自身が辛い立場にありながら常に他人ファーストであり、自分にも厳しい久米会長には尊敬の念がやみません。 

私が初めて久米会長に出会ったのは、私が二十歳の時に東具の採用面接を受けた時でした。その時の東具は5名ほどの社員で、久米社長(当時)が自ら面接をしてくれました。 
就職氷河期で苦労していた私を採用してくれたのがわかったのは、面接当日の留守番電話に残された久米社長からのメッセージでした。 
「あんた、採用するから明日からおいでぇやぁ!」 
当時から気さくな久米会長は、ご自身のことを社長と呼ばれるのを嫌い、久米さんと呼ぶように言われておりましたが、私はものすごく抵抗があったのを覚えています。 

入社してからの私に営業活動の見本を、体を張って示していただき、それが私の営業スタイルの礎になっております。 
食生活にも困っていた私に、毎晩奥様の手作り弁当を持たせてくれたり、個人的な大きな問題に関しても親身になって助けていただいたり、仕事以外の部分でも大いにお世話になりました。それは私に対してだけではなく、私の知る限りだけでも久米会長に助けていただいた人は少なくありません。 

そんな久米会長が目指していたものは、東具を上場企業にするというものでした。 
それは東具としての社会貢献の一つでもあり、社員とその家族、はたまた東具に関わる全ての人たちを幸せにしたいという思いからのものでした。 
その目標も時代が移り変わり、私が代表を担うタイミングで100億円企業を目指すというものに代わりましたが、久米会長は快諾してくださいました。 
とはいえ、私は久米会長の意思を引き継ぎ、利益をあげ社会貢献し、社員とその家族、東具に関わる全ての人を幸せにするために努めます。 

久米会長の葬儀の時に、ある方が言っておりました。 
「ひとつの時代が終わった感じがしてさみしい」と。 
この事実は本当にさみしいですが、久米会長の思いは終わらせてはいけないと思っております。 

久米会長の配慮でスムーズに世代交代をさせていただいたおかげで、現在業務において困惑することは何一つありません。創業者でありながら、経営方法には全く介入せず、次の世代にしっかり任すことをされた 久米会長に本当に感謝です。 

私たちは、久米会長が唱えた企業理念「人に社会に未来のために」を胸に皆様と共に東具を発展させていきたいと思います。 
時代は終わっていません。時代は継続しています。未来に向けて、久米会長のように真面目にコツコツと、人に思いやりをもって何事にも取り組んでいく所存です。 
皆様には変わらぬご指導ご鞭撻、よろしくお願い申し上げます。 

投稿者

清水 貴義

代表取締役社長

清水 貴義

東京支店長、専務取締役を経て平成22年3月に代表取締役社長に就任。

まずはお気軽にご相談ください

06-6965-3331

平日 9:00~17:00まで受け付けております。

お問い合わせ

まずはお気軽にご相談ください

最新のセールスプロモーションカタログをお届けします。

資料請求

POPツールカタログはこちら