2025.12.10Web
CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)とは?
Webコミュニケーション事業部の安田です。
先日X、Spotify、Zoomなど多くのサービスが利用できなくなりましたがCloudflareというCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)の障害が原因でした。CDNという言葉をあまり聞いたことがないと思いますのでCDNとはどのようなものか?を今回は簡単にお話したいと思います。
CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)とは?
インターネットで海外の動画サービスやSNS、ネットショッピングなどを利用したときでも表示が遅いなどの不便なく利用できていると思います。その裏側で働いているのがCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)という仕組みです。世界中に置かれたサーバーが、利用者の近くにあるサーバーからデータを届ける仕組みです。遠く離れたサーバーにあるデータを取りに行くと時間がかかりますが、近くのサーバーであれば素早く受け取ることができます。
CDNを使うと何が良いのか?
CDNがあると、ページがなかなか開かない、動画が途中で止まるといったストレスが大幅に減ります。たとえば人気の動画が一気に再生されると、1つのサーバーにアクセスが集中して混雑が起きます。しかしCDNが動画を世界中のサーバーに分散しておけば、どこからアクセスしても混みにくく、スムーズに再生できます。また、セールや災害などでアクセスが急増するときでも、複数のサーバーが負担を分け合うため、ページが落ちにくくなるという安心感もあります。
CDNのデメリットは?
冒頭でお話したようにCDNで障害があるとサービスが利用できなくなります。他にも管理や設定も複雑な場合もありますので導入のハードルも課題の一つだと思います。
CDNは導入したほうがいいのか?
海外からのアクセスが多い場合やアクセスが多い、集中するサイトでは検討したほうがいいと思います。日本からのアクセスがメインでそこまでアクセス数が多くないようであれば導入する必要はないと思います。














