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2024.01.10販促・マーケティング

販促什器トレンド図鑑 Vol.9【家電向けカウンター什器~AV情報家電~】

こんにちは。大阪紙器設計の原です。

様々な什器やPOP什器類を、トレンド情報を混ぜながらご紹介させていただく
「販促什器トレンド図鑑」のVol.9です。

第9回は【家電向けカウンター什器~AV情報家電~】について説明いたします。

家電向けカウンター什器について

経済産業省が定めている商品分類によると「AV家電」「情報家電」「通信家電」「生活家電」のように、
家電にはさまざまなカテゴリーが存在しています。
そこから更に「ビジュアル家電」「家事家電」「理美容家電」等の細かな分類に分かれていきます。

当然ことながら家電毎に適した什器やPOP類は大きく異なります。
例えば洗濯機や冷蔵庫には什器ではなく小さめなPOPやシール類の方が求められます。

今回はカテゴリーを絞り「AV家電」「情報家電」売り場で求められる什器をご紹介いたします。

AV情報家電向けカウンター什器①

10代~20代の男性向けのイヤホン等のオーディオ機器の陳列を想定した什器です。

分厚い板を折り曲げた様な形状で力強く頑丈な印象をお客様に与える事が出来ます。
重たそうに感じられないように地面から什器を少し浮かせているのもポイントの1つです。

訴求面を極力排し、什器の外観で商品の持つ世界観を表現する手法はAV情報家電ではよく見受けられます。競合什器に見劣りしない様な優れた意匠が売り場では重要になります。

AV情報家電向けカウンター什器②

こちらも10代~20代向けのオーディオ機器の陳列を想定した什器ですが、
先ほどの什器とは打って変わって商品の持つ繊細さや浮遊感を表現しています。

数字の0を横倒しにした様な構造物の上に商品を陳列するのですが、陳列スペースの下に敢えて空間を設ける事で商品の軽さをアピールすると共に少し不思議な印象を演出しています。

アクリル等の厚手の樹脂類でも同様の構造は行えるのですが、
どうしても硬質な雰囲気になってしまいます。
印刷と形状も自由にデザインできる紙ならではの特性を活かした什器です

AV情報家電向けカウンター什器③

こちらは女性向けのAV情報家電を想定した什器です。
幾つかのカラーバリエーションの陳列を段ごとに行う事が出来ます。

什器の右側に道路標識のような訴求物を設置しバックボードに動きのあるPOPUPを取り付ける事で什器全体を楽しい様子にしています。

道路標識は細いプラスチック製のパイプや、訴求面をパイプに連結する為のホルダーパーツ等で形作られてますが、これらは全て弊社で取り扱っているパーツになります。

これらの成形品を什器と組み合わせる事で、紙だけでは行えない表現を形作る事が出来ます。

AV情報家電カウンター什器④

今流行りのゲーミングPCのアクセサリ類(キーボード・マウス・ヘッドホン等)を並べて展示する什器です。

バックボードにモニターを埋め込み動画を流す他、斜め立体の3Dロゴで強烈なアイキャッチ効果を
お客様に与える事が出来ます。
目を引く背面とは対照的に商品陳列部分はフラット面を広々と確保しています。
店頭でお客様が商品の使い心地を試す際に邪魔にならないようにするのと同時に什器の中で装飾のメリハリをつける事で背面を際立たせる効果を狙っています。

店舗にもよりますがPCアクセサリ類の売り場はそれぞれの売り場を隣り合うように設け、
各メーカーの商品を纏めて陳列している事が多いです。

PCアクセサリに限った話ではありませんが、ブランド専用の陳列什器を提供する事で売り場でのブランド戦略に一役買う事が出来ます。

最後に

以上、AV情報家電向けカウンター什器を幾つかご紹介致しました。

経済産業省が発表した「令和4年度電子商取引に関する市場調査」によると「生活家電、AV 機器、PC・周辺機器等」のEC化率は42.01%と述べられています、
物販市場全体のEC化率は9.13%ですので突出して高いカテゴリーの一つであることが分かります。
コロナ過により消費者の行動様式が変わった事も大きな原因であると考えられます。

一方でECサイトを利用するもののリアル店舗にも訪れるという一見矛盾したデータも存在しています。

日本通信販売協会(JADMA)が調査した「リアル店舗vsネット通販」によると、リアル店舗で家電を購入した人は全体の6割、ネットで購入した人は4割と経済産業省が発表したEC化率と綺麗に符合するのですが、ネット購入した人でもリアル店舗で家電を確認した後にネットで購入する、いわゆるショールーミング行為は全体の6割、20~40代に至っては7割以上もありました。
小売店を悩ますショールーミングですが、EC化の進行が顕著な家電業界であってもリアル店舗が必要である事の裏付けでもあります。

その為、リアルとネットの両方の販促を充実させ統合していく事が今後ますます重要になっていく事が予想されます。

弊社の大阪・東京・福岡のショールームには最新の実績物の他、
実際に製作した家電向けカウンター什器も多数展示しております。
ご興味のある方は、各拠点の東具営業までお気軽に見学をお申し出ください。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

投稿者

原

企画開発部 西日本設計チーム

西日本設計チーム係長
特技は折り紙。好きな言葉は「枯れた技術の水平思考」

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