こんにちは。
大阪営業の武市です。

突然ですが皆さんは仕事中に聞きたくない単語はありますでしょうか？
嫌でも耳に入ってきて、聞くと苦虫を嚙み潰したような顔になる単語です。
私の場合はズバリ【コスト】と【納期】です。
※ちなみに私生活ではカロリーです

これらは大切なことであり、いつだって課題になる部分なのでこの点をクリアすることで仕事が円滑かつ安全に進めていけると思います。
そこで今回は、弊社でよく作成する販促物（紙）の【納期】について少しだけ触れてみたいと思います。
※コストについてはここでは語れないのでぜひお問い合わせください（営業）

印刷工程（紙）における納期の考え方

版作成→印刷（片面）→表面加工→トムソン→資材入れ

上記工程は1日1工程と計算できるので少なくとも実働5日かかります。

下記がよくある販促物の印刷工程における最低納期の考え方になります。

カードＰＯＰ（両面印刷）
版作成→印刷（表）→印刷（裏）→表面加工→トムソン（または断裁）→資材入れ
⇒最低実働6日

カウンター什器（単紙）
版作成→印刷（片面）→表面加工→トムソン→資材入れ
⇒最低実働5日

フロア什器（段ボール）
版作成→印刷（片面）→表面加工→合紙→トムソン→資材入れ
⇒最低実働6日

トップボードパネル（両面印刷）
版作成→印刷（表）→印刷（裏）→表面加工→合紙→トムソン→資材入れ
⇒最低実働7日

上記のような工程で基本は考えますが、印刷台数や工場の混み具合などで前後しますので、あくまで参考及び目安として捉えてください。
他、特殊な紙を使用する際や、特殊な印刷、表面加工などをされる場合も要確認となります。

加工工程における納期の考え方

例えばスイングPOPで両面テープを30ｍｍの長さで1か所ずつ貼る作業があったとします。
工程としては下記のイメージです。

スイングPOPを手に取る→両面テープを30ｍｍの長さでカットする→スイングPOPに貼る→出来上がり品として指定の位置に置く

上記工程を行うのに1枚あたり仮に10秒かかるとします。
すると1分あたりは6枚が仕上がり、1時間だと360枚仕上がります。
これを5万枚作成するとなると3人がかりで作業を行ったとすると全て作成するのに28時間必要です。そうなると1日8時間の可動だとして4日程度必要になります。
※実際はもっと人数を当て込んで仕上げてしまうことが多いです

上記もあくまで考え方の一つなので参考程度に留めてください。
本格的に計算するのであれば、管理者の工程表作成や作業リーダーへの説明、チェック作業などの時間も含んで考えないといけなくなります。

乱暴な言い方をすれば予算を問わなければ場所と歴の長く経験値の高い人材を大量に確保できれば、納期の短縮はある程度可能です。
また家庭内内職を用いる場合は加工場からご自宅に持ち帰って作業を行う関係で納期は長くなりがちです。

おわりに

今回は紙製の販促物の納期についてざっくりとご説明させていただきました。

ただし何度申しますが、あくまでお伝えしたのは目安になります。
お伝えしたかった本質は、どの作業にどの程度時間が必要なのかを考えるということです。ざっくりと「コピー機みたいなやつで印刷してテープを貼るだけ」と認識してしまうと2～3日で済んでしまいそうですが、手順を理解すると自身も納得もできますし、相手にお伝えする際にも説得力が増すと思います。
ですので、確定の納期を設定する際はお伝えした考え方で算出するのではなく、必ず依頼する協力会社様にご確認ください。

尚、弊社では紙の他にも鉄、樹脂、布、WEBサービスなども取り扱っており、それぞれの納期についてはまた別の考え方を用います。
もっと販促物の【納期】と【コスト】について知りたい方は、一度ご連絡を頂き、是非弊社のショールームにお越しください。
そちらでは実際に弊社にて作成した販促物を数多く展示しておりますので、ご覧いただきながら弊社営業がご説明させていただきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。