東具のモノづくり

[コストも、機能も、あきらめない。]シュワルツコフ ヘンケル株式会社 様  / syoss(サイオス)

[コストも、機能も、あきらめない。 ]シュワルツコフ ヘンケル株式会社 様  / syoss(サイオス)

グローバルブランドの日本上陸を、販促の初期段階からお手伝い。

世界140ヵ国でビューティケア事業を展開されているシャワルツコフ ヘンケル様。2008年に「サイオス」というヘアケアブランドを立ち上げ、ヨーロッパやアジアを中心に、グローバルブランドとして販売網を広げていらっしゃいます。2010年には、日本での販売がスタート。東具は、日本国内でのプロモーション開始段階からご提案を行ってきました。

たとえば、サイオスのブランドカラーは「黒」がキーとなり、ロゴも黒の背景に白抜き文字が使われています。国内初となる店頭プロモーションにあたり、どのような素材や表面加工を用いれば、ブランドイメージにふさわしい黒を表現できるか。サンプルなどをお持ちし、提案させていただきました。

こうした提案活動とその後の制作過程での対応を評価いただけたのか、現在さまざまな什器や販売促進ツールのご相談、ご依頼をいただいています。

売り場から見えてきた、企画のポイント。

東具が携わった什器のひとつに、シャンプーやコンディショナーなどを陳列するための段ボール什器があります。実は、東具の他にも2,3社にお声かけされたところ、予算内で求められる機能を実現することは難しいという反応があったそうです。ネックとなっていたのは、強度の問題でした。シャンプーなどのボトルをフル積載した場合、最大重量は約78kg。それを紙製の什器で支えなければならないという難しい条件でした。

しかし、ここであきらめないのが東具のものづくりです。まず、サイオスの担当者様からいただいたご要望を整理し、絶対に達成しなければならない項目、代案があれば変更も可能な項目など、優先順位をつけて実現への道を探りました。たとえば最初、棚の真ん中には仕切りを入れたくないというご要望がありましたが、それでは強度が出せません。そこで、左側にボトル3種、右側にリフィル(詰め替え用)2種を置き、その間に仕切りを設けることでバランスを整え、仕切りを入れることを了承していただきました。そして、強度設計に精通した開発チームのスタッフが設計図を書き起こし、社内で試作・テストを繰り返した結果、求められる耐荷重性をクリアすることができました。

また、あらかじめ色のついた段ボールを使うことで印刷費用を抑えるなど、コストを最小化するための工夫を重ね、限られた予算の中で、ベストを尽くしたものづくりを行いました。

実際の利用シーンや、先の展開まで、見据えた提案。

プラスチック成形によるカウンター向けの什器も制作させていただきました。ヘアワックスからシャンプーまで、大小さまざまな商品を展開しているサイオス。コストをかけずにあらゆる商品を陳列できるようにするため、底板を取り替えるだけで列の幅を簡単に調整できる仕組みを考案しました。左右のパーツは共通で、自在に連結できるので、商品ラインナップの変化にも柔軟に対応できます。店頭での機能性を高めると同時に、成形に必要な金型の数を減らしており、コスト削減につながっています。

メーカー様や売り場の課題を解決するための企画と、それを実際のかたちに落とし込める開発力。東具のものづくりは、さまざまな分野のプロフェッショナルたちによって支えられています。